全人代直前の中国に圧力 ムーディーズ、長期債務見通し「弱含み」
米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは2日、中国の長期債務格付け見通しをこれまでの「安定的」から「ネガティブ(弱含み)」に引き下げたと発表した。債務の増加や肥大化した国有企業(SOE)改革の遅れなどを格付け見通しの変更理由に挙げた。5日に開幕する全国人民代表大会(全人代=国会)を前に中国に圧力をかけたとみられている。
米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは2日、中国の長期債務格付け見通しをこれまでの「安定的」から「ネガティブ(弱含み)」に引き下げたと発表した。債務の増加や肥大化した国有企業(SOE)改革の遅れなどを格付け見通しの変更理由に挙げた。5日に開幕する全国人民代表大会(全人代=国会)を前に中国に圧力をかけたとみられている。