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「男女平等」の先進国であるアメリカで、なぜいまもなお男女の賃金格差があるのか…ノーベル賞研究者が明かす、その理由

ハーバード大学教授である経済学者、経済史研究者、労働経済学者であるクラウディア・ゴールディン『なぜ男女の賃金に格差があるのか』は、男女平等の先進国であるはずのアメリカでも今なお男女間に賃金格差がある理由に迫った一冊だ。

 日本は世界経済フォーラムが毎年発表しているジェンダーギャップ報告書における男女平等の達成度で調査対象の146カ国中、下から数えた方が圧倒的に早い国であり(ちなみにアメリカは2022年に27位、2023年には43位で北欧諸国ほど順位は高くない)、まずそもそも表だっての「男女差別」を解消していくことに力を注ぐべきである。

 とはいえ露骨な男女差別以外にも今日の社会、労働環境において男女に賃金格差をもたらす構造的な背景があることには、日本人にも大きな意味があるだろう。

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