このプレゼンに「小笠原の命運」がかかっている…めちゃくちゃ「地味な生き物」の研究者が、世界遺産登録を「確信した瞬間」
種の起源や進化、繁殖、生物多様性などについて研究を行う「進化生物学」。その醍醐味を描いた一連のエッセイ的な作品をご紹介していきましょう。今回は、進化学者である著者が、小笠原の世界自然遺産登録に向けて奔走した体験を語ります。小笠原の貴重なカタツムリを研究する著者は、その価値を、国際自然保護連合が派遣する調査官に発表する大任が任されました。あの日の“少年助手への思い”から発した小笠原へのお返しは実を結ぶのか…? 著者のおがさわら3部作、フィナーレです!