【371億円詐欺事件】たちまち3刷「リーマンの牢獄」がなぜ面白いのか?「日経」元金融記者はこう読んだ
2008年9月、アメリカでサブプライムローン(低所得者向けの住宅ローン)が崩壊し、大手投資銀行リーマン・ブラザーズが破綻した。世界金融危機「リーマン・ショック」の直前、リーマン・ブラザーズから総額371億円にのぼる莫大なカネを騙し取った凄腕詐欺師(懲役15年)がいる。齋藤栄功の回顧録『リーマンの牢獄』が発売され、完売店が続出している。2024年最注目の巨弾ノンフィクションに、知られざる現代史の裏側が赤裸々に記録される。