江戸時代の奉行所は「アル中更生施設」だった?…「江戸時代の酒乱たち」は親族や町にどう扱われ、どう裁かれていたのか
人は何かをきっかけに、理性を失ってしまうことがある。いつの時代、どこであっても、だれにでもあり得ることである。しかし、理性を失うにしても、現代の感覚では理解しがたい場面が、江戸時代の長崎奉行による裁きの記録「犯科帳」には多々見られる。徳川社会に生きた人々の酒にまつわる人間模様に注目して江戸時代のリアルを見てみよう。