死んだ人が行く「常世」とはどんな世界なのか…? 日本人がこれまでに考えてきたこと
やがてかならず訪れる「死」をどう考えるか。この世界を生きるだれにとっても切実な課題です。この問題に向き合うときに、先人の知恵や考え方を参考にしてみることは、大きな手助けとなるでしょう。では、かつての日本人は「死」にどう向き合ってきたか。そのことをくわしくおしえてくれるのが、『日本人の死生観』という本です(原著は1994年の刊行。現在は講談社学術文庫で読むことができます)。