1000人以上もの飯盛女が「春」を売る…現在のイメージとはかけ離れた江戸時代の「品川」が面白い!
日本橋を出発点に、53の宿場を経て京都三条大橋を終着点とする東海道五十三次。その約490キロメートルにわたる長い旅路の上には、四季の変化に富んだ美しい国土、泰平無事の世の艶やかな賑わいが確かにあった。各宿場を舞台にした時代小説を解説しながら、江戸時代当時の自然・風俗を追体験する旅好きにはたまらない一冊『時代小説で旅する東海道五十三次』(岡村 直樹著)より一部抜粋してお届けする。