あたたかな星の家
紀元1世紀の古代ローマに生きた詩人マーニーリウスは『アストロノミカ』の著者としてのみ、その名を知られています。現存する最古の占星術書として知られる『アストロノミカ』は、しかしこれまでフランス語からの重訳しか存在しませんでした。このほどラテン語原典から訳出した完全版がついに刊行されたのを受けて、『アストロノミカ』をこよなく愛する石井ゆかりさんにエッセイをご寄稿いただきました。