『そして私は、110番を押した』 あるひきこもり家族の孤独
『16歳の息子がいます。高校にも行かず、去年からひきこもっています。あらゆるところに相談しましたが、どこも話をきいてくれるだけで、何も解決しません。悩み続けているのにどこも助けてくれず限界です。苦しいです。助けてください』奈良県に住む女性から届いたSOSのメッセージです。140万人を超えると推定されるひきこもりの家族の中には、思ったような支援が受けられず孤独を抱えている人も多くいます。その一方で、家族たちが新しい形で交流する取り組みも始まっています。(機動展開プロジェクト・直井良介)