『海に眠るダイヤモンド』なぜ神木隆之介は「一人二役」だったのか…近年まれに見る「骨太ドラマ」を読み解く
日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』は近年では珍しい骨太なドラマだった。長崎県の端島(通称「軍艦島」)を舞台に個人の記憶とともに社会が忘却してきた炭鉱の歴史が掘り起こされ、スケールの大きな作品となった。過去と現代が交錯する複雑な構造を持つ本作で、現代を生きるホストの玲央と端島で過去の時代を生きる荒木鉄平を、神木隆之介が一人二役で演じたことも話題となった。