太平洋戦争「最強駆逐艦・雪風」艦長の“手記”が生々しすぎる…「敵機100機以上に直面しての“大芝居”」「生と死の間の心境」「目の当たりにした戦艦・大和の“最期の瞬間”」!
太平洋戦争中の最強幸運艦として知られる駆逐艦「雪風」。それをモデルとした映画「雪風 YUKIKAZE」(2025年8月公開)が早くも話題沸騰中だ。太平洋戦争の勃発から終戦まで生き延びた雪風の歴代艦長の中で、とりわけ存在感を示したのが巨漢の海軍中佐(当時)、寺内正道である。その寺内が戦艦「大和」の最後を見届けた水上作戦に関する生々しい手記が「日本駆逐艦全史」(潮書房光人新社)に収録され、話題を集めている。寺内が目撃した大和の最後の姿と幸運艦の幸運たるゆえんを綴った手記から一部抜粋・再構成してお届けする。