「追加金融緩和」観測強まる 9月の日銀企業物価見通し下方修正
日銀が「追加金融緩和」に踏み切るとの観測が市場で強まってきた。日銀が2日発表した9月の「企業の物価見通し」によると、全規模・全産業の1年後、3年後、5年後の物価予想が初めて軒並み下方修正された。物価上昇率2%の目標達成が危ぶまれる中、「追加緩和を見送れば日銀のやる気が疑われ、円高株安を誘発してしまう」(みずほ証券の上野泰也チーフマーケットエコノミスト)からだ。
日銀が「追加金融緩和」に踏み切るとの観測が市場で強まってきた。日銀が2日発表した9月の「企業の物価見通し」によると、全規模・全産業の1年後、3年後、5年後の物価予想が初めて軒並み下方修正された。物価上昇率2%の目標達成が危ぶまれる中、「追加緩和を見送れば日銀のやる気が疑われ、円高株安を誘発してしまう」(みずほ証券の上野泰也チーフマーケットエコノミスト)からだ。