イノベーションの街に変貌 森ビル・アークヒルズ30周年、新たなコンセプト
森ビルが主導して開発を進めたアークヒルズ(東京都港区)が、今年3月で開業30周年を迎えた。米ゴールドマン・サックスなどが拠点を置いていたため一時期は金融センターとして名をはせたほか、サントリーホールによる文化の発信基地としても定着。周辺地域も巻き込んで発展する大規模開発モデルは、その後の六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズにも受け継がれた。その“ヒルズ”の原点が節目を迎えたのを機に、新たなコンセプトの街づくりに乗り出した。キーワードは「イノベーション」だ。