「摩訶大将棋」は将棋のルーツ? 平均500手、2時間半ほどで終わるゲーム性
将棋はいつごろ誕生したのだろう。平安時代の文献には「将棋」という言葉が登場し、その頃には今より盤が大きく駒も多い「摩訶大将棋(まかだいしょうぎ)」という大型将棋が存在したといわれる。将棋のルーツともいわれるその摩訶大将棋を研究しているのが、大阪電気通信大学総合情報学部の高見友幸教授(59)が会長を務める「日本摩訶大将棋連盟」だ。盤は縦横19マス、駒は50種192枚もあり、現代のプロ同士の対局の4~5倍に当たる平均500手も要するが、2時間半ほどで終わるという。“摩訶不思議”な摩訶大将棋の魅力に迫った。