【千葉元気印企業大賞】キーパーソンインタビュー

　両親の離婚で恵まれぬ幼少期を過ごしたが、寝かし付けてくれるとき、母親が繰り返す「日本一の社長におなり」という言葉が記憶に残る。僅か３歳だったはずだが…。小学生の頃には「社長になる」と意識した。父親には世間並みの“父と息子の不仲”以上に反発、中１で「学費を稼ぐ」と鮮魚店でアルバイト。「先輩が魚を下し、床に捨てたアラを素手で集めてゴミ出し。稼ぐ大変さを知りました」　　社長になりたいと念ずる夢想家は多いが、若者はひと味違った。「やってみなけりゃ分からない。体得が大事」。大学時代に学習塾、スープバー、スキーツアーコンダクターと起業に挑む。東大教授を臨時講師に招き「東大講師が教える塾」とうたって人気を…