【成長への挑戦 熊谷組の120年】(5-1)
熊谷組は、120年を超える歴史のなかで数々の難工事に挑み、成果を上げてきた。1956年に受注した黒部川第四発電所大町トンネルの掘削工事は、大量の地下水ともろい破砕帯に阻まれ、突破まで7カ月を要した難工事として知られる。その苦闘は映画「黒部の太陽」で克明に描かれるなど、今も語り草となっている。バブル崩壊後の苦しい時期を乗り越えた今、同社は利益体質を確立しつつあり、再び成長軌道を描こうとしている。建設市場は今後も変動が予想される中、どう持続的な成長を図るのか。熊谷組の成長戦略に注目が集まっている。