病に倒れた講談社社長の耳に届いた「1千万人の歌」
ノンフィクション作家・魚住昭氏が極秘資料をひもとき、講談社創業家・野間家が歩んできた激動の日々と、日本出版界の知られざる歴史を描き出す大河連載「大衆は神である」。戦後、教育格差が解消して大きく変容していく日本社会。出版界のリーダーとして激務をこなしていくなか、講談社社長・野間省一は病に倒れた。その闘病中の10年の間に、講談社では多くの人の心をつかんだある企画が誕生しようとしていた――。