【世界を読む】英語に席巻される大学…オランダで「言語自殺」論争
幕末、緒方洪庵が大阪に開いた適塾に蘭和辞書は1冊しかなかった。福沢諭吉ら塾生が奪い合うように使う「辞書部屋」は、明かりが消えることがなかったという。日本の開国と近代化はオランダ語で始まった。時代が移ったいま、英語が席巻するオランダの大学で自国語軽視との批判が高まっている。「言語自殺だ」との厳しい声も。英語という黒船を前に「言語開国」はいかにあるべきか-。